相手が「ネコ」なら

みなさん、こんにちは!

サロン・ド・アイのきむらひとみです!

先日、セッションを受けられたHさんのお悩みは、職場に、意思の疎通がうまく取れない方がいらっしゃる、というもの。

たとえば、日付の認識がうまくできていないなどで、周りが振り回されてしまうのだとか。
かといって、当の本人は、まったく反省することもなく、反対に横柄な態度を取ってくるので、腹が立つ。

そういうお話でした。

ADHD傾向にある方は、左右や日時の認識が難しい方がいらっしゃるので、もしかしたら、その方もそうなのかもしれません。

ただ、当の本人は、それが当たり前。
だから、日時という時間や、左右という空間に、周りがどうしてそんなにこだわるのかわからない。

つまり、ただ単に「自分とは違うモノの見方をしている人」ということなんですね。

なのに、相手に自分と同じモノの見方を求めるから振り回されるし、腹が立つ。

振り回されるのは、

  • 自分と同じにできて(同じ考え方で)当たり前
  • 相手を自分と同じにしよう
  • 相手を自分と同じに変えよう

と思っているから、つまり期待と投影であり、

  • 自分と同じでないのは、間違っている

というジャッジメントがあるから、そうならない相手に腹が立つわけですね。

そう、Hさんにお話ししたのですが、不満がかなり溜まっていらっしゃるようで、なかなか受け入れていただけない。

そこで、Hさんに、私はこう言ってみました。

「その方を、もちまるちゃんだと思えば?」

”もちまるちゃん”というのは、YouTubeで有名なネコ動画チャンネル「もちまる日記」のネコの名前。
Hさんも、よくご存じです。

もちまる日記

もちまるちゃん、ものすごーく甘えん坊で、”下僕”さん(飼い主さんは自身のことを「下僕」とおっしゃっている)がどんな状況であれ、「もふれ!」と偉そうな感じでやってきて、十分気が済んだら、勝手にさっさと下僕さんの下から去って行く。

それに、トイレの砂を周りに散らかしたら、買い主が掃除をするのは当たり前。
ネコは、トイレで砂をかけることはしても、トイレの周りに飛び散った砂の掃除まではしません。

ネコって、大体、そんなもんですよね。

そういうと、Hさん、「あぁ、(その意思疎通が取れない、職場の方を)ネコだと思えば、よく働くネコですね。(爆)」とおっしゃって、「なんだか、すごく可笑しい。」と笑い出されました。

けっして、Hさんの職場の方をバカにしているのではなくて。(バカにしていると思うのは、ネコは人間よりも下、っていうジャッジメントですから)

人間はこうあるもの、っていうジャッジメントを手放していただければと言ったのですが、それで凝り固まったモノの見方がほぐれたようで。

ネコに、「こっちの気持ちも考えてくれ」とか、「トイレの砂を散らかさないようにしてくれ」などとは思いません。それは、ネコはそういうことはしないもの、というモノの見方が最初からあるからです。

ネコにどうするかというと、自分がネコにかまってあげられないときは、ネコが一匹で遊べるようなおもちゃを用意したり、仕事を手短に終えるよう、努力をしたり。
散らかるトイレのネコ砂をできるだけ片づけやすいように工夫したりしますよね。

それは、相手が人間でも同じこと。
相手のできないことができるようになることを期待するのではなく、具体的に何をしたら振り回されなくなるのかを考えることが大切なんじゃないでしょうか。

Access Consciousness®では、「信頼」というものについて、こう語られています。

「信頼する」とは、その人にやってもらいたいことを求めるのではなく、その人がするだろうことを知ることです。自分の彼氏が絶対にトイレの便座を下ろさないことを知ることです。「(私が)トイレの便座の下げ方を彼に教えるわ。」(中略)これはうまくいきません。その人が絶対にトイレの便座を下げないと思うのなら、そのことを信頼でき(てい)ます。

  • 相手が努力したら、できるようになる。
  • 相手が理解したら、できるようになる。
  • 相手は、変わってくれる。

そう思っているのは、Access Consciousness®的にいうと、相手を「信頼」していない、ということ。

「相手は○○はできない。」ということを前提に、自分がそれに対してどう対応していくか。
それを考えるっていうことじゃないですかね、と、お話ししました。

「わかりました。職場に行ったら、さっそく周りの人にもそう言ってみます。(笑)」

そういって、お帰りになりました。

人は変わらない。変われるのは自分だけ。

そういう前提に立ってものごとを考えること。

それが、「信頼」するってことなんじゃないのかな?

というのが、私のモノの見方です。

 

「アタマでは分かっているけど、気持ち(感情)が収まらない😣」という場合は、あなたのモノの見方を変えることで、そのモヤモヤがスッキリするかもしれません。

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